投稿者: Motomoshimo

  • Goerge Orwell

    George Orwell

    1903年6月25日 – 1950年1月21日
    イギリスの作家、ジャーナリスト。
    本名:エリック・アーサー・ブレア(Eric Arthur Blair)

    代表作

    ・『動物農場(Animal Farm)』 (1945年)
    ・『1984年(Nineteen Eighty-Four)』 (1949年)

    私の印象

    ディストピア小説のイメージが強い。

    権力、自由、格差、情報、政治、思想

    ジョージ・オーウェルと言われるとこのような言葉が思い浮かんだ。

    オーウェルの代表作のひとつ、『1984年』は非現実の世界でありながら、とてもリアルに社会や人間が描かれている。現実の社会に結びつけることができる内容がたくさんある。ニュースをみていると、『1984年』の社会を彷彿とさせるような出来事がときどきある。私は高校の時にこの本を授業で “読まされ”、現実社会や歴史との比較を先生に “やらされた”。今は読んで良かったとめちゃめちゃ思っているよ。高校の教材として使用されることもあるほど、現実社会との結びつきが多々ある書物として評価されている。ディストピアな政治の社会を的確に記しながら、一つの物語としてとても面白い。政治と芸術が融合した名作だと思う。

    調べる目的

    世代を超えて読み継がれる書物をどのようにして書いたのか。どのようにして物語の発想を得ていたのか。そして、なぜ作家を志したのかが知りたい。

    ってことで、軽くいろいろ調べてみた。

    ぱっと見、生い立ちが物語の設定に深く関係していることがわかった。

    生い立ちや出来事

    • イギリス本国がインドを統治していた時代にインドで生まれた。
       (イギリス本国によるインド統治 1877年〜1947年)
    • インドから引っ越し、幼少期はイギリスで過ごす。
    • 学生時代は、奨学金を得て進学校に通っていた。
    • 家庭があまり裕福ではなく、学校の規律や伝統、貴族的な社会に馴染むのが難しかった。
    • その頃の辛かった日々に皮肉を込めて『あの楽しかりし日々』というエッセイをのちに書く。
    • 高校の時に大学雑誌の刊行にハマってた。
    • そしたら成績が悪くなっていった。
    • 大学に行きたかったが、雑誌制作にのめり込みすぎたせいで成績が悪くなり、奨学金がもらえなかったため進学は断念。
    • イギリスの植民地ビルマ(現ミャンマー)で帝国警察として働き始める。
    • 植民地での暮らし、英国人としての立場などを認識し、社会に対する疑問が現れる。
    • ビルマの現地人からは、よそ者扱いをされた。罵声を浴びせられることも。
    • この時のオーウェルの髭、ヒトラーみたい。
    • ビルマでの警察の経験をもとに『ビルマの日々』『絞首刑』『象を撃つ』を書いた。
    • ビルマ帰国後、作家になることを決意。1928年くらい。
    • イギリスの貧しい地域をまわって貧困層の生活について知ることに専念。
    • この経験をもとに、後に『パリ・ロンドンどん底生活』を書いた。
    • ペンネーム、George Orwellを名乗り始める。「オーウェル」は彼が好きだったイギリスにある川の名前らしい。
    • 1932年、教師になった。
    • 1933年『パリ・ロンドンどん底生活』出版。彼の最初の出版物。そこそこ成功した。
    • 教師としての生活をもとに、小説『牧師の娘』も書いた。
    • 1936年、スペイン内戦に参加。戦争経験をもとに『カタロニア讃歌』を執筆。
    • 第二次世界大戦、ジャーナリストとしていろいろな記事を書いた。
    • 『宇宙戦争』のHGウェルズと関わりがあったっぽい。けど意見が合わなくて喧嘩した。
    • 戦時中にBBCで戦争の仕事をしながら『動物農場』を書いてた。
    • 戦争終わって『動物農場』めちゃ人気出た。名声と莫大な収入を手にいれる。
    • スコットランドのジュラ島に行って『1984年』の執筆を始めた。
    • 結核になってしまった。もともと体弱がちだった。
    • 1949年『1984年』出版。
    • その後、結婚。相手は『1984年』のヒロインのモデルとされている。でも地位・名声・財産狙い説あり。
    • 1950年、結核の合併症で死去。

    ざっとまとめるとこんな感じだと思う。興味を持ったところを主に取り上げたから、重要なところが抜けてるかもしれないけど。

    Why I Writeについて

    “Why I Write” というオーウェル自身が書いたエッセイがある。
    そこには、彼の小説家としてものを書く動機や目的について記されている。

    「たぶん5歳か6歳くらいの幼いころから、私は大きくなったら作家になるべきだとわかっていました。17歳から24歳の間はこの考えを捨てようとしましたが、自分の本性を踏みにじっているという意識があり、遅かれ早かれ落ち着いて本を書かなければならないだろうという意識がありました。」 (Google翻訳)

    “From a very early age, perhaps the age of five or six, I knew that when I grew up I should be a writer. Between the ages of about seventeen and twenty-four I tried to abandon this idea, but I did so with the consciousness that I was outraging my true nature and that sooner or later I should have to settle down and write books.” (原文)

    もう、ちっさい頃から作家になろーって思ってたのか。すごいですね。

    この文章も気に入った。

    「作家の主題は、その作家が生きている時代によって決まります。少なくとも、私たちのような混乱した革命的な時代においてはそうです。」(Google翻訳)

    “His subject-matter will be determined by the age he lives in ­– at least this is true in tumultuous, revolutionary ages like our own –”(原文)

    まさにそうだなと思った。
    植民地統治の時代。戦争と隣り合わせの時代。国家が絶対的な権力を持つ時代。歴史の授業で学んだように、彼の生きた時代は混乱した革命的な時代だ。そんな時代を生きる中で、ビルマから帰還した頃、彼は「自分の目で見た現実を記録し、伝えたい」という強い意志が芽生えた。そして、「真実を語ること」「人々の目を現実に向けさせること」に対して強い使命感を抱いていたらしい。

    やはり作家の衝動は、自身の経験が深く結びついているのだなと思った。

    また、オーウェルは作家として書き続けるモチベーションについて、4つの動機を記していた。

    1. 純粋な利己心 – 自分の知識やスキルを世の中に知らしめたい。
    2. 美的熱意 – 美しい文章やリズムへのこだわり。
    3. 歴史的衝動 – 物事をあるがままに見て、真実を記録して後世に残したい。
    4. 政治的目的 – 社会的不平等や権力の腐敗を暴き、より良い世界を作るための行動。

    作家に限らず、オーウェルに限らず、1と2に関してはこの意識は多くの人に根付いていると思う。そして、3と4に関しては人によって置き換えられる何かしら強い気持ちを持っている。それこそ生きた時代によって変わるだろうし、育ってきた環境も影響するだろうし。
    オーウェルだから非凡でずば抜けたモチベーションがあるわけではない。誰もが持っている衝動や欲望を本気で行動に移したことが偉大なんだと思う。
    しかし、これを言葉にして書き残したオーウェルってすごいね。自分の熱意とか衝動とかを突き詰めて分析したんだろうなと思う。これらの衝動を満たすために人生をかけて行動することには勇気がいる。多くの人は気づいていながら、その衝動を箱にしまって閉じ込めているんじゃないかな。はい。そんなことは一旦置いといて。

    「本を書くことは、痛みを伴う病気の長い一服のように、恐ろしく疲れる闘いです。抵抗することも理解することもできない悪魔に駆り立てられなければ、そのようなことを引き受けることはありません。その悪魔は、赤ん坊が注目を求めて泣き叫ぶのと同じ本能にすぎないことは誰もが知っています。しかし、自分自身の個性を消し去ろうと絶えず努力しなければ、読みやすいものは何も書けないのも事実です。」(Google翻訳)

    “Writing a book is a horrible, exhausting struggle, like a long bout of some painful illness. One would never undertake such a thing if one were not driven on by some demon whom one can neither resist or understand. For all one knows that demon is simply the same instinct that makes a baby squall for attention. And yet it is also true that one can write nothing readable unless one constantly struggles to efface one’s own personality. “(原文)

    書くことは楽しいことばかりではない。疲れる。苦しい。自分の生み出した作品を世に出したいし、注目されたいし、評価されたい。純粋な利己心、美的熱意、歴史的衝動、政治的目的が動機としてある。でも、個性を留めないと万人受けはしない。オーウェルの努力と苦労と試行錯誤が想像できる。「個性を消し去らないといけない」というところには驚いた。自分の個性が評価されるまで書き続けるのではなく、個性を消して読みやすいものを書くという姿勢は、私の想像する「芸術家」にはなかった。

    調べてみて考えたこと

    • 世代を超えて読み継がれる書物をどのようにして書いたのか。
    • どのようにして物語の発想を得ていたのか。
    • なぜ作家を志したのか。

    私の好奇心はこれだった。だから興味のある部分を重点的に調べてみた。

    私の中でのオーウェルのキーワードはこれ。

    社会への関心・不満。自分の役割の認識。書くことが好き。不安定な時代。

    やっぱ、ものを書く人、作品を生み出す人は何かしら強い情熱を持っている。そして、その多くが若い時期に感じたこと、経験したことに基づく。
    幼少期に感じた格差。ビルマでの経験。戦争の時代。
    生い立ちや世界を変えるような出来事はオーウェルの心を揺るがし、生み出す作品に深く影響していたようだ。

    社会への関心や不満があり、その上で自分の役割は「自分の目で見た現実を記録し、伝えること」だと認識した。そしてその手段は、小さい頃から大好きだった「書く」ということ。不安定な時代に生きた自分だからこそ描ける作品を、並外れた努力を重ねて死ぬまで書き続けた。そこには、時代の流れと、自分の興味と、世間の興味がたまたま合致したというタイミングによる運の要素もあったかもしれない。だから、戦後すぐに『動物農場』が大ヒットしたのかも。でも、運の要素があったとしても、人生の全ての経験と思考と感情をフル活用して物語に魂をこめたからこそ、ようやく創出することのできた名作なんだと思う。

    『1984年』を書いている時は結核を患っていたことがわかった。死を意識しながら書いたのかな。自分の人生の全てを吐き出して集大成を創り上げたのかな。梶井基次郎とか、樋口一葉とか、宮沢賢治とか、死の直前に名作を生み出した作家は歴史上たくさん存在する。スティーブ・ジョブスもそれに分類されるかもしれない。死に際の作品は名作。
    その人の人生の集大成が詰まってるんだろうな。かっこいい。人生の集大成を作り上げるのは私の憧れ。夢。

    歴史の流れで考えたら、今は圧倒的に平和な時代だと思う。少なくとも日本や、現在先進国と呼ばれる国々では。でも、一人ひとりの生活を切り取れば、苦しいこと、辛いことはそれぞれ存在する。そして、現在も革命的な時代ということができる。びっくりするぐらい速いスピードで技術は発展するし、生活が変わっていく。その時代なりの不満や苦悩は存在している。そして、その時代なりの自分の役割があるんだと思う。熱意とか使命感とか、自分にとって大切なものは何かとか、この時代だからこそ必要で自分にできることは何かとか。そういうことを真剣に考えて自分なりの答えを出したいな。その上で最終的には、自分の人生の集大成を創りたい。

    George Orwell、Eric Arthur Blair、この人の人生はかっこいい。

    そういえば、思ったこと。
    日本語のWikipediaと英語のWikipedia、情報量全然違うね。

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  • “Five Music” (No.2)


    Here, in “Five Music” I will introduce five songs that I liked or found interesting every week. Rock, Pop, Jazz, Classic, any genres! I hope you enjoy it and have a wonderful music experience!

    “Five Music”では、私が気に入った曲、興味を持った曲を毎週5曲紹介します。ロック、ポップ、ジャズ、クラシック、いろんなジャンルの曲!新しい音楽との出会いを楽しんで欲しい!


    These are this week’s “Five Music”

    1. Lost in Paris (Tom Misch)
    2. 革命(andymori)
    3. Piano Man (Billy Joel)
    4. アイネクライネ(米津玄師)
    5. タッタ(ゆず)

    1. Lost in Paris (Tom Misch)

    2018年。アルバムは『Geography』。ジャンルとしては、ネオソウル、ジャズ、ファンクに入ると思う。
    ギターのフレーズが特徴的で頭に残る。Tom Mischは優しくて深みのあるギターが代名詞な気がする。この『Geography』というアルバムは全曲すごくいい曲。リズミカルでキャッチーなのもあれば、ゆっくりとしたメロウな曲もある。聴いたほうがいいよ!なんかすごい。
    Lost in Parisの作曲の裏側として、Misch自身がパリで大切なハードドライブをなくしたという個人的な経験がある。だから”Lost in Paris”なのである。そのハードドライブには新しく作った曲がたくさん入っていたらしい。辛いね。けど、そのおかげで名曲ができたなら報われた感じもある。

    2. 革命(andymori)

    2010年。作詞・作曲はボーカル・ギターの小山田壮平。アルバムは『ファンファーレと熱狂』。ジャンルはロック。andymoriの代表曲のひとつ。
    疾走感とエネルギーがすんごい。まっすぐ届く小山田壮平の歌声が好き。誰にも嫌われない声だと思っている。そして捲し立てるような曲の速さに似合う声。
    ボーカル、ギター、ベース、ドラムというロックなサウンドで構成されていて、ロックの魂を感じ取れる。どのパートも圧倒的な主張を繰り出してるのがかっこいい。
    勇気をくれる歌詞と曲調。君の人生、小さな世界かもしれないけど、革命を起こせ!そんな感じの熱いメッセージが込められていると思う。「100日 1000日 10,000日たった後で きっと誰かの心に風を吹かせるんだ」という歌詞がお気に入り。
    たった1分38秒という短い曲。だけど聴いた人はその1分38秒で、勇気をもらえたり、ど肝を抜かれたり、諦めることをやめたり、心に風が吹いてくる。そんな曲。

    3. Piano Man (Billy Joel)

    1973年。アルバムは『Piano Man』。ジャンルはピアノロック、ソフトロックらしい。
    この曲は、Billy Joelの過去の経験に基づいて作られた曲。彼は若い頃、ロサンゼルスのバーでピアノ演奏者として働いていた。曲ではバーに集まる常連客の人生の悩みや葛藤について描いている。当時の実体験を描きながら、自身の苦労や葛藤も、この曲には込められているのだと思う。
    ハーモニカとピアノが特徴的。親しみやすいメロディーとリズム。口ずさみたくなるサビ。ピアノに心を奪われるソロパート。めちゃ好き。
    小学生の頃、クラスメートがこの曲をピアノで弾き語りをしていたのを覚えている。ただただ「いい曲だなあ」って思ってた。今思うと弾き語りすごいな。Josh、かっこよかったよ。
    50年経った今でも、世界的に有名で愛されている名曲。
    最近のライブ映像を見ると、若者がこの曲を一緒に歌っている場面がある。作曲当時生まれてもいなかった人たちだよ。世代を超えて愛される曲って凄すぎる。

    4. アイネクライネ(米津玄師)

    2014年。アルバム『YANKEE』。ジャンルはポップ、ロック。
    なんか世界観がすごいと思う。歌詞は深いから、簡単に考察はしないでおくね。逆に何も書けないな。
    MVを見るといいと思う。イラストは米津玄師が自分で描いている。すご。絵が綺麗。米津玄師節。ちなみに再生回数は3.5億回。
    米津玄師の曲の中だと比較的シンプルな曲調と構成な気がするけど、よく聴くといろんな音を使ってることに気づく。音が少ないわけじゃないのに心地よく耳に届く。あと、歌詞が伝わりやすくて、聞き取りやすいメロディラインも魅力だと思う。
    やさしい。けどちょっと悲しい。でもやっぱりあったかい。いい曲だ。

    5. タッタ(ゆず)

    2017年。『歌おう』EP、アルバム『YELL』に収録。ジャンルはポップ。
    とにかく元気で明るい曲調。歌詞も元気と勇気がもらえる。めちゃキャッチー。「たった一度きりの人生」だから君はどう生きる?みたいなメッセージがあると思う。自分らしく生きるとは何か、どんな生き方をしようか、を考えさせられる深い曲でありながら、一聴で心を掴まれる超絶明るい曲。最初のインパクトが強くありながら、ちゃんと聞けば内容は深いって曲として完璧だと思う。
    EPのバージョンとアルバムのバージョンがあるけど、私は元のEPのバージョンのが好き。アルバムバージョンはエレキギターと電子音がしっかりいてアルバムの色がある。こっちもかっこいいけど、元の曲はアコースティックギターを弾いていて、その温かみが好き。あとはしっかり聞こえるタンバリンの音。
    この曲はタンバリンの音が好きなんです。元気!ポジティブ!楽しい!最高!って感じ。MVも楽しげで、観てる人も楽しめる。観た方がいい。聴いた方がいい。

    アルバムバージョンはこっち。

    This week’s “Five Music”

    1. Lost in Paris (Tom Misch)
    2. 革命(andymori)
    3. Piano Man (Billy Joel)
    4. アイネクライネ(米津玄師)
    5. タッタ(ゆず)
  • おばあちゃんの「肉ごはん」

    材料(6合分)

    ・和牛             600g
    ・青ネギ            2本
    ・ほんだし(味の素、顆粒)   適当
    ・昆布だし(顆粒)       3袋
    ・醤油(こだわりの溜まり醤油) 100ml
    ・日本酒            100ml
    ・白米             6合
    ・水              適量

    材料を用意する上での注意点

    → 牛肉は、国産和牛。乳牛もだめ。外国の肉は硬くて向いていない。
    → カツオ、昆布から本格的に出汁を取るのも良い。
      国産、無添加のものを選ぶべし。
    → 油ではなく、牛脂を使用する。

    調理の手順

    1. 青ネギを5〜7cm幅に切り、青い部分と白い部分にわけておく。
    2. 細切れの牛肉をざっくり細かく切る。
    3. 牛脂を細かく切って鍋にのばしたら、牛肉を炒める。火は通しすぎないこと。
    4. 牛肉に軽く火が通ったら、ほんだし、昆布だし、醤油、日本酒を鍋に加える。
    5. 白い部分のネギも同時に入れ、かき混ぜる。5分ほど待つ。
    6. 軽く煮えたら青ネギを入れ、かき混ぜずに上に被せるように。
    7. 蓋をして7分ほど熱する。
    8. 7分経ったら火を止めて、蓋をしたまま具が冷めるまで放置する。
    9. 具が冷める頃に、米を研いで、炊飯ジャーに入れておく。水はまだ入れない。
    10. 冷めた具の汁だけを、研いだ米の入った炊飯ジャーに移す。
    11. 炊飯ジャーの “5合” のメモリあたりまで水を加える。6合ではない。
    12. ご飯を炊く。
    13. 炊き上がったら、混ぜずに、しゃもじで5、6回ほどグサグサと縦に突き刺す。
      (これから加える具の残り汁が入っていきやすくするため)
    14. 具をすべて炊飯器に入れる。この時、混ぜない。
    15. 2〜3分間、もう一度「炊飯」をする。
    16. 2〜3分経ったら炊飯を止め、よく混ぜて、完成。

    たぶん、ずっと中火です。

    調理中のメモ(おばあちゃん議事録)

    これ、醤油。普通の醤油と違うに。
    ほれ、こだわりの溜まり醤油。
    これなあ、〜んとこの〇〇さんがいっつも届けてくれたんやけど、今もうなようやらんようなったから、あそこの娘さんが届けてくれる。

    ほんだし。これ、ほんだし。
    ほんで、昆布だし。これ、もっとあるはずや。どこやったかなあ。
    ここや。ほれ、たくさんある。3パック。開けたらこれやからな。
    本当はちゃんと昆布だしをとるとええんやけど。
    即席だから昆布だしと本だしはこれ。(顆粒のもの)。
    私は即席やから。めんどくさいに笑
    かつおとこんぶ出汁は半々。絶対に国産、無添加。国産、無添加。

    これが、日本酒。
    賞味期限切れとちゃうに。賞味期限切れはこっち笑(1年切れ、笑)
    みりんでも大丈夫。
    醤油と酒は、このお茶碗7分目くらいやな。こんなお茶碗。ちょっと小さいでな。

    ほんで米かさな。(*米をかしとく = 米を研いどく)

    ネギは、白い部分と青い部分を分ける。このぐらいに切る。(指で表現)
    あんた切り方わかるか。猫の指。親指気いつけてな。この指のとこに沿って切るんやでな。
    ほんで、白ネギが足らへんかったら、長ネギでいいから白ネギをちょぼっと足す。

    次、肉。あんた、肉切るか?
    これは、和牛やけなあかん。和牛て言っても、細切れでええでな。
    安い時に買って冷凍しとくんや。
    これ、ほら。黒毛和牛。と、こっちは長崎和牛や。
    和牛やったらなんでもええ。
    あんた、切り方おせえたる。こうや。
    うちの包丁は切れ味が悪いん。これ、本当は菜切り包丁や笑
    でもこれが一番切れ味がええの。

    あと牛脂も切っといて。
    ちょぼっとでええでな。そんな細かせんでええ。
    細切れ肉を切って、牛脂で炒める。
    油は入れたらあかん。牛脂だけ。
    サッと炒めるだけ。
    あまり火は通さへん。

    肉が炒まったら、だしと醤油と酒を入れる。
    昆布だし、3つ。
    本だしは適当。こんくらい。自分で調節してな。やりながら調節するんや笑
    わたしゃ即席。

    ほんで、先に白ネギだけ入れる。
    かくまして、軽く煮えてから青ネギも入れる。
    青ネギは入れたらしなしなになってまうでな。
    白ネギは硬いん。

    何分かわからん。
    あんな、おばあちゃんは適当やから測ったことなんていっぺんもあらへん笑
    3分くらいしたら、青ネギも入れる。(実際は3〜5分です)

    もう入れよか。かくましたらあかんでな。被せるだけ。
    肉は多少は半ナマでも大丈夫。
    今度は蓋する。味を染み込ませるため。

    (中火で7分くらい)

    火止めて、もっかい蓋しとく。冷めるんを待つ。
    私は、急いどる時はそのまんまやることもある。

    (5〜10分後)

    もうやるか。待つんめんどいに笑
    ええやろ?あんた。あんたが一人でやる時は、やりたかったら冷ませばええに。

    汁だけ、米に入れるん。
    おばあちゃんはこうやるん。見とくなら見といてな。
    蓋をこうして押さえといて、流す。
    これは私のやり方やからお手本ちゃうでな。
    汁は最後まで入れきる必要は無いでな。最後に具はかくますでな。

    ほんで次は、水を足す。
    ときどき6合だったか7合だったか忘れるけど。
    今日はあんたがおんで忘れへん7合や。(7合だよとか何も言ってないけどね)
    今日はあんたがたくさんストックした方が楽やから7合や。いつもより多いわ。
    汁含めても足す水の量は、6合くらいまで。今回は7合やからな。
    水は少なめな。あとからどうせまた具入れて、汁が追加で入るから。
    あとあんたはやらかいよりかたい方が好きやろ。
    でほんとは冷めた汁のが米炊くときはええの。
    けど今日はめんどいに。あついまんまでやった笑
    あんたがやる時はどっちでもええでな。

    あんた、精米して、ガソリン入れにいくからついていて。
    炊飯は予約。17:10にしよか。やっぱ17:30くらいでええか。

    (精米とガソリンスタンド行って帰ってきました。)

    さあ、ご飯炊けたかな。あれ!17:30予約にしとった。
    今何時や。17:10か。しまった。変えてしもたか。あんたがなんやら買い物するか思て変えたんやった。ガソリン行ったら完全に忘れとった。
    でもあんたがおってよかったわー。ガソリンのスマホの画面がようやらん。今日はあんたがおってよかったわー。

    (17:30、ご飯が炊き上がりました。)

    ご飯が炊き上がったら、混ぜずに、しゃもじでこうやってぐさぐさ縦に突き刺す。そうするとな、ほら、汁が入っていきようなる。

    ほんで、具を入れる。のせるだけでええ。

    もう一回炊飯しなあかんのやけど、「保温」を切らなあかんの。だから、停止を押して、もっかい「炊飯」や。こんでええ。
    これで、2,3分うます。(*うます=熟成させる)
    けど、測ったことあらへんからわからん笑
    あんた見といてな。

    2~3分経ったな。
    やりすぎると焦げるでな。
    ほんでよくかくましたら完成や。

    あんた、今日食べる分以外は全部持ってくか?
    ほんねったら全部こっちの鍋移すか。こうすれば混ぜよいに。
    冷凍する場合はできたてすぐがおいしいに。

    印象的な方言(or おばあちゃん語)
    ・うます = 熟成させる
    ・米をかす = 米を研ぐ
    ・ほかす = 捨てる
    ・おせえかた = 教え方
    ・かくます = かき混ぜる
    ・ほんねったら = それだったら

    (茶碗7分目はちょうど100mlでした。)

    おいしかったです。

    私の一人暮らしの非常食であり、ご馳走。
    大好きで、思入れのあるご飯。

  • “Five Music” (No.1)


    Here, in “Five Music” I will introduce five songs that I liked or found interesting every week. Rock, Pop, Jazz, Classic, any genres! I hope you enjoy it and have a wonderful music experience!

    “Five Music”では、私が気に入った曲、興味を持った曲を毎週5曲紹介します。ロック、ポップ、ジャズ、クラシック、いろんなジャンルの曲!新しい音楽との出会いを楽しんで欲しい!


    These are this week’s “Five Music”

    1. The Entertainer (Scott Joplin)
    2. スカースデイル(UNISON SQUARE GARDEN)
    3. Mr. Blue Sky (Electric Light Orchestra)
    4. 夢(THE BLUE HEARTS)
    5. マニフェスト(RADWIMPS)

    1. The Entertainer (Scott Joplin)

    1902年にスコット・ジョプリンが作曲。ピアノソロ。
    元気の出る曲でとても好き。The Entertainer は軽快なリズム感がすごく良い!
    独学でピアノを趣味として学んでいるが、この曲は初めてちゃんとまともに弾けるようになった曲。でも、私が弾けるのはアレンジバージョン。参考にした楽譜がたまたまアレンジ版だったから。
    ラグタイムというジャンル。ジャズと雰囲気はほとんど同じだが、ジャズは即興演奏が重視されているのに対し、ラグタイムは楽譜通りに演奏されることが多く、厳格さが特徴。らしい。
    動画の演奏者はスコット・ジョプリンではないよ。

    2. スカースデイル(UNISON SQUARE GARDEN)

    2010年。UNISON SQUARE GARDENの4枚目シングル曲。3枚目アルバム『Populus Populus』にも収録されている。作詞・作曲はギターボーカルの斎藤宏介。スカースデイルは、アメリカ・ニューヨーク州の地名で、斎藤宏介の出身地であるため曲の題名になっている。
    私も小・中学生の頃、まさにそのスカースデイルに住んでいたから、勝手に思入れの深い曲になった。大好きなバンドの大好きな曲に自分との共通点があって勝手に喜んでいる。
    イントロのギターが印象的(2010年のバージョン)。私はギターでこの曲を練習して、ひととおりはフルで弾けるようになった。斎藤宏介のギターソロがかっこいいし、弾いてて楽しい。
    2024年には、レコーディングをし直して、Sub Machine Best Machine というベストアルバムのバージョンが新たに発表された。こっちもとてもよい。

    3. Mr. Blue Sky (Electric Light Orchestra)

    1977年。Electric Light Orchestra(ELO)というイギリスのロックバンドの曲。
    とにかく優しくて明るいイメージを持つ曲調が大好き。いい天気の日に聴きたい曲。1サビ終わりのギターソロがすごく好き。元気が出るよね。
    映画の音楽にたびたび使われる。最近は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の最後にも流れてた。映画館で観ててニヤついてしまった。あと、個人的にはニンテンドースイッチのゲーム、Just Dance の印象も強い。あのパンダは覚えるよね。iykyk。
    Just Dance のパンダの映像、実はめっちゃ凝ってるからなんとなく動画を貼っておく。

    4. (THE BLUE HEARTS)

    1992年、THE BLUE HEARTSの曲。作詞・作曲は真島昌利。
    あれもしたい。これもしたい。もっとしたい。もっともっとしたい。
    ロックです。最高に。エネルギー溢れる曲からはエネルギーがもらえる。ストレートな歌詞はまっすぐ刺さる。流れてきたら甲本ヒロトみたいに飛び跳ねたくなる曲。
    わかりやすくて、芯のある歌詞。限られた時間の中でどれだけ夢を追い求めるのか、そして叶えていくのか。私は高校生の時から刺さり続けて、大学生の今でも刺さっている。めちゃ良いから聴いたほうが良い。
    公式の動画はない。サブスクもやってないから聴くの難しい。CD買え。

    5. マニフェスト(RADWIMPS)

    2010年、RADWIMPSの曲。作詞・作曲はボーカルの野田洋次郎。
    恋人へのラブソングをマニフェストで伝えるというすんっごい曲。めちゃ好き。マニフェストっていうのは、政権公約って意味で、僕が総理大臣になったらこうします!約束します!的な感じ。
    これもギターがかっこいいんよね。サビでのギターのコードの移り変わりが気持ち良い。テンポもすごく好みだし。「僕が総理大臣になったら」たくさんあって、それがいいよね。そこのメロディがどれだけ重要なことか!
    ミュージックビデオも見がいがある。看板の内容も面白いし。最後の展開もびっくり。MVの撮影場所は横浜の赤レンガ倉庫ですね。
    アルバムに入ってないから、めっちゃは有名ではないかもだけど。
    名曲。名曲なんです。

    This week’s “Five Music”

    1. The Entertainer (Scott Joplin)
    2. スカースデイル(UNISON SQUARE GARDEN)
    3. Mr. Blue Sky (Electric Light Orchestra)
    4. 夢(THE BLUE HEARTS)
    5. マニフェスト(RADWIMPS)