世界史の教科書を高校卒業した後に捨ててしまった。
高校は寮生活で大学からは一人暮らしを始めるから、卒業で寮を出るタイミングに、新しい家に持っていくもの、実家に持っていくもの、その場で捨てるもの、とで分けていたんだ。
私の世界史の教科書はね、見事その選抜は潜り抜けて、捨てられずに実家に送り出されたんだ。残念ながら私の引っ越し先についてくることはなかったんだけど。
だけど、卒業からたぶん数ヶ月後に実家に帰って、いろいろ荷物を整理してた時に、高校の教科書はもういらないかなって母に伝えてしまったんだと思う。
私はね、高校は教科書よりもプリントとメモで勉強してたことが多かった気がするから、教科書にはそこまで愛着を持てていなかったんです。だからなんと授業プリントは綺麗に残ってます。(ドラゴン桜では、優秀な生徒は教科書を読み込みすぎて本がボロボロになってるらしいね。ワタシ、プリントデベンキョウシチャッテタ、ミスッタ。)
それからしばらく経って、世界史を勉強し直したくなって教科書が欲しくなって、家を探したんだけどないんです。
そりゃ、まあ、あの時に捨ててしまったんでしょうね。教科書はかさばるからすぐに捨てられてしまうでしょうよ。だから、新しく買い直そうかなって思ったんだけど、新品が売ってなかったから一度諦めた。だけど、それから何回か定期的に教科書をもう一回読み直したいなあって思うことがあったから、買うことにした。
ただ、どうやら私が高校にいた頃のカリキュラムと、今のカリキュラムは異なるようなんです。それに伴って教科書ももちろん一新されて、私の使っていた世界史Bの教科書はすでに絶版になっていたのです。
きっとそれだから、以前教科書を買い直そうとした時は教科書が見つからなかったのだと思います。今のカリキュラムの教科書は、普通に一般人でもネットで買えます。
2022年度以降の入学生が対象の今のカリキュラムはね、「歴史総合」必修、「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」が選択らしい。私が使ってた山川出版の世界史の教科書の場合、旧科目は『詳説世界史B』、新科目は『詳説世界史探究』なのです。
ネットでいくら探しても『詳説世界史B』の新品が出てこないわけだ。
中古で探しても『詳説世界史探究』ばかり出てきて、何が違うのかわからなくて調べて見たらカリキュラムが変わっていたことが判明しました。
(ちなみに私の学校は、世界史必修で日本史or地理選択、だったんです。珍しいらしいね。私は圧倒的に日本史派。)
一旦すべてを理解したから、だったら『詳説世界史探究』を買えばいいのかと思った。(日本史も欲しかったけどそれは後回し。)でも、どうやら『詳説世界史B』の方が『詳説世界史探究』よりも内容が濃かったらしい。それは学習指導の方針として、「思考力重視で深く考えさせる」ことが決定されたからなのです。思考力も大事だけど、私は世界史Bの受講者だったから、それに近い教科書が欲しかった。だから、中古で『詳説世界史B』を見つけて買うのか、『詳説世界史探究』の新品を買うのか迷っていた。しかし、そこで第3の選択肢が現れたのです。
それが、『詳説世界史研究』だ。「探究」じゃなくて「研究」ですよ。
これは、大学レベルの内容も記載されてて、大学受験をする高校生にとっては少し内容が多すぎる教科書だ。教科書というより、学習参考書か。
これは、情報量が多い分本の厚みが増していて、1ページに記載されている文字数も教科書と比べるとかなり多いみたい。
じゃあ、『詳説世界史B』+『詳説世界史探究』=『詳説世界史研究』か?
大は小を兼ねるなあ。しかも、私は大学生だぞ?
ってことで、背伸びをして『詳説世界史研究』を購入することにした。背伸びなのかはわからないけどね。
これをある程度読み終わったら、日本史の教科書も購入しようかな。
高校の時、世界史は山川出版の教科書を使っていたけど、日本史は違ったんですよ。だからどの出版社の教科書を買おうか迷うけど、本のサイズ感が好きだから山川出版かな。
歴史には詳しくなりよね。
旅行先で役に立つし満足度上がるし、それ以外にも割といろんな場面で発想のヒントになってくれることが多い気がするし。
漫画の『ワンピース』とか『鋼の錬金術師』とか、読んでて作者の教養の深さが伺えるんですよ。物語の展開が歴史に基づいていたり、歴史から発想を得たんだろうなって場面があったりして、そういう意味でも読んでて楽しいよね。
だから私も勉強しよう、そうしよう。
